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朝のキオスクにて

 
出勤途中に毎朝通るキオスクがある。

何ヶ月か前に、そのキオスクに新人らしきおばちゃんが登場した。

手つきもおぼつかずにかなり慣れていない様子だったけど
いつも満面の笑みを絶やさないおばちゃんだった。

きっとひとりひとりに 「元気にいってらっしゃい!」 って思いを込めて
新しい仕事にわくわくしながら張り切っているんだろうな、と思って見ていた。


しばらく経ったある日、水とフリスクを求めてそのキオスクに立ち寄った。

電車が人身事故で遅れていたので
サッと買ってパッと職場に向かうつもりでいた。

ところが例のおばちゃんは、まだレジにも接客にも慣れていないらしく
たどたどしく処理をしているうちに、あっという間に行列ができてしまった。
みんな出勤前で一分一秒だって惜しんでいる様子。
かくいうわたしもそうだった。

正直じれったくてイライラしてしまって・・・

用が済んだらニコリともせずに立ち去ってしまった。


でも、その日からなんとなくキオスクを通り過ぎる時におばちゃんを見てみると


笑っていない・・・


あの最初の頃のスマイルまるでなし。


自分の手際の悪さにお客が行列つくってイライラしていることに
プレッシャーを感じているのか、眉間にシワを寄せてすごく怖い顔。
自信がないせいか、声もほとんど出ていないし。
朝のキオスクとは思えない、暗く緊迫したムードが漂っていた。


なんか・・・


なんか難しいなと思ったよ。

サービスって。


多分おばちゃんは、笑顔で気持ちよく接客したかったんだろう。

何も悪気はなかっただろうに、笑顔でひとりひとりにゆっくりと接客していたら
かえってお客の気分を逆撫でしてしまったのかもしれない。

たくさんの人が行きかうビジネス街のターミナル
朝のキオスクに求められているものは、スピードとかリズムなのかもしれない。

相手の求めているものを提供するのがサービスなんだろうしね。


でも、苦しそうな顔をして接客している姿を見るのも切ないのよね。


そのうち仕事を覚えて、おばちゃんに笑顔が戻るといいなぁ・・・
なんて、勝手なことを思っている。

実は朝のキオスク、すごい仕事だってわかっている。
密かに応援しているんだよ。


おばちゃん、がんばれ。

お互いがんばろうぜぃ(-_☆)
 

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