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銭湯と、切ない思い出。

先週、あまりにも首肩背中が凝っていたので
マッサージ屋に駆け込んだ。

ちょっとやそっと揉まれただけじゃ全然効かなかったので、強めでお願いしたら、男のマッサージ師も必死に鼻息を荒げながら揉んでくれた。

そして、思ったとおりに揉み返し・・・( ̄□ ̄;)
だって・・・わかっちゃいたけど気持ちよくなりたかったんだもん。

そういう時に行っていいのかわからなかったけど、天然温泉が自慢のスーパー銭湯に行ってきた。

入り口に

「イレズミのある方お断り」

と大きく書かれた看板が設置されていた。
まぁ、よくある看板なんだけど、これを見るたびに毎回思い出す人がいる。

10代の頃にバイトしていた飲食店の板長。


ある時、店の奥にある休憩用の和室に入ると、
板長が上半身裸の状態で背中を向けていた。

その時、初めてはっきりと見た。

背中に見事に彫られた、昇り龍。

初めてのことで、どう反応していいのかわからなかったけど、
その絵柄を見た後も、わたしにとって板長は、信頼できる大人に変わりはなかった。
ヤクザの世界から足を洗って、努力を重ねて異例のスピード出世で板長になった人。
どうして板長がヤクザだったのかは聞かなかったけど、板長のことだから、それなりの理由があったんだと思う。
わたしは「どんくさい」「あほ」と言われながらも、可愛がってもらった。

確かに口は悪いし、目つきも悪い。
根性の無い奴や筋の通ってない事が大嫌い。
いい女には弱いけど、女だろうが心根が汚れた者には容赦ない男。

やることをちゃんとやる人には心から面倒を見ていたし、
なにより素直な人に対しては、その人がどんなに不器用な人であっても優しかった。
いつも何かと戦っているような板長の、ふとした瞬間に垣間見せる温かい眼差しを今も覚えている。

そんな板長が、何かの会話でこんなことを呟いた。


今までの人生は後悔していない。
俺はこれからも、この背中の刺青と一緒に
これまでの人生を背負って生きていく。

ただひとつ、寂しいと思うことは
もし将来、結婚して子供ができた時に
その子と一緒に海で泳げないことかな・・・


板長の刺青は、両腕の肘あたりまできていたから、夏でも長袖だった。
普段、強気なことを言っている板長の呟きに、10代のわたしでも思わず抱きしめたくなった。
当時お付き合いしていた女性はお嬢様だったと思う。
お互いが惚れあっていても、認めてもらえなければ自ら彼女のために身を引くような人だったと思う。

どんなに心を入れ替えても、背中に背負ったものの大きさを感じた10代の夏だった。


・・・と、そんな昔のことをお湯に浸かりながら考えていた。

ふと見上げると、ガラス窓には青い空。
周りは楽しそうにはしゃいでいる子供や、ヨボヨボのおばあさん。
身の上話をしているおばさんや、若い女の子もいる。
みんなみんな、はだかんぼ。

「深刻な話は夜にはするな。
 同じ話でも昼間にすると、
 人はそうそう暗くはならないもんだ。」

なんていう言葉を思い出した。
太陽の下では、そうそう暗くはなれないもんだね。
オーラソーマの先生も言っていたっけ。


とにもかくにも、お風呂あがりのコーヒー牛乳

In The Bath

喉を鳴らして飲みました。美味かったよ。

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Comments

 やっぱり、お風呂上りは、コーヒー牛乳だよね!
私も温泉行って、今日もコーヒー牛乳です。

Posted by: 紅色林檎 | June 24, 2006 at 11:41 PM

紅色林檎さんもコーヒー牛乳飲みましたか!

わたしもやっぱりコーヒー牛乳。実は子供のころからフルーツ牛乳ってあんまり飲んだ記憶がない・・・
今度飲んでみようかな?

瓶入りってのがまたウレシイんですよねぇ(^-^)

Posted by: つるこ | June 25, 2006 at 01:23 PM

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